ハワード・マギーはビバップ時代に活躍したトランペッターだが50年代に入るとウエスト・コースト、ハード・バップと次から次へとビバッパーを飲み込んでいった。
50年代は2枚のアルバムをベツレへム・レーベルに残している。
しかし60年代に入ると俄かに状況が変わってくる。本作を含め数々の名盤が残されている。
いや、知られざる名盤とも言っておこうか。本作品の中でまず聴いてほしいのが2曲目の「サウンド・オブ・ミュージック」である。
ご存知ミュージカル、サウンド・オブ・ミュージックのテーマ曲である。マギーはここでマジックを見せる。 続きを読む ダスティ・ブルー