ジャズの入り口を間違うべからず

ジャズを聴こうと言う稀な方に、ジャズを継続して聴いて頂きたいと思い筆を執った次第である。

ジャズは聴いて、いきなりいい曲だと思う楽曲は少ない。また、あったとしても、それは流行でしかないものだ。

ジャズとは何回、何十回、何百回と聴きこなさなければ、その曲のよさが中々伝わってこない音楽なのである。

先ず初心者が最初につまづくのがアドリブである。アドリブなくしてジャズは成り立たないが、僕らはプレイヤーではないのだから、アドリブは無視してもいいだろう。

プレイヤーを目指す人達なら話は違ってくるが、ジャズを趣味で楽しみたいと言う方には、アドリブは重荷であり、故にジャズの入門書を見て、大名盤を聴いて、悲鳴を上げて逃げ出す人達が多い。

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いわゆる名盤は初心者にとっては迷盤である。

「カインド・オブ・ブルー」など聴かされた日には、1日中暗い気持ちになってしまう。と、言えば語弊があるだろうか。

過剰な表現になるが、ジャズ入門書に羅列されている名盤は、聴かない方が初心者のためだ。今から僕が初心者のためのジャズ入門の勧めを紹介していこう。

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