ピム・ヤコブス・・あまり聞かない名前である。たまたま「枯葉」が入っていたので購入したのと、ジャケットに惹かれて購入したのが主な理由だ。
聴いてみると分かるようにスタンダード中心の組合せで仕上がっている。そして何よりも音がいい。
ヤコブスのピアノがきらめいている。1曲目の「アイブ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング」を聴いてもらいたい。普通である。
しかし凡庸ではない。普通にピアノを弾くと言うのは案外難しいのではないだろうか。
ジャズメンは個性の固まりの集団であり、個性なくしてジャズはありえないと言うくらいである。 続きを読む カム・フライ・ウィズ・ミー