ハワード・マギーはビバップ時代に活躍したトランペッターだが50年代に入るとウエスト・コースト、ハード・バップと次から次へとビバッパーを飲み込んでいった。
50年代は2枚のアルバムをベツレへム・レーベルに残している。
しかし60年代に入ると俄かに状況が変わってくる。本作を含め数々の名盤が残されている。
いや、知られざる名盤とも言っておこうか。本作品の中でまず聴いてほしいのが2曲目の「サウンド・オブ・ミュージック」である。
ご存知ミュージカル、サウンド・オブ・ミュージックのテーマ曲である。マギーはここでマジックを見せる。
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見事にスイングさせてみたのだ。これには驚かされる。一聴して「サウンド・オブ・ミュージック」と気づかせない念のいれようだ。
「名盤の影にトミフラあり」と言われるように、ここまで紹介してきたアルバムにはピアノのトミー・フラナガンが参加しているアルバムが多いではないか。このアルバムもその例に漏れない。
無意識だったが名言は事実であったと言う所か。とにもかくにも初心者にはぜひ1度耳にしてもらいたい1枚である。
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