Categories: ジャズの名盤

バリー・ハリス・アット・ザ・ジャズ・ワークショップ

バリー・ハリスははっきり言ってこの1枚しかコレクションがない。ハリス・ファンに怒られそうだが、ハリスを聴いているのではなく、ルイス・ヘイズのブラッシングが聴きたいがためだ。

このアルバムの聴き所は冒頭の「あなたの心は」であろう。ヘイズのブラッシング、サム・ジョーンズのギシギシ響くベース。

ハリスは軽やかなタッチでピアノと戯れている感じだ。これもヘイズのブラッシングあってこそなせる技だ。

「カーテン・コール」のヘイズのブラッシングがまた素晴らしい。抜き差しならぬブラシの名手である。

ハリスはそこそこの出来でいいのだ。ライブ録音だが、皆、へイズのブラッシングに酔いしれているようにしか思えないのは、僕だけだろうか。

「スター・アイズ」も中々の出来である。忘れてはいけないのは、ジョーンズのベースである。

これでハリスのピアノが生々しくいきるのだ。ヘイズばかり褒め上げていたらハリスが可哀相になってきた。リーダーはハリスなのだから。

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