レス・マッキャンと言うピアノ弾きがいる。ウェスト・コースト・ジャズの流行からだいぶ後(のち)になるが、名門レーベル、パシフィックの社長も勤めたこともあり、パシフィックレーベルからたくさんのアルバムが発売されている。
ピアノスタイルはソウルである。「レス・マッキャン・イン・サンフランシスコ」と言うライブ音源のアルバムがある。
1曲目から乗りのいいマッキャンのピアノが響く。聴いているだけで自然と身体が揺れてくるのが分かる。
初心者には4番の「アイ・アム・イン・ラヴ」をぜひ聴いていただきたい。コール・ポーターの手によるものだが、とてもロマンチックで乗りがいい。
コール・ポーターはアメリカの作曲家で数々のミュージカル音楽を手掛けてきた、いわばアメリカンスタンダードの代表格だ。 続きを読む ジャズ初心者にはピアノ・トリオ03