ジャズ初心者にはピアノ・トリオ03

レス・マッキャンと言うピアノ弾きがいる。ウェスト・コースト・ジャズの流行からだいぶ後(のち)になるが、名門レーベル、パシフィックの社長も勤めたこともあり、パシフィックレーベルからたくさんのアルバムが発売されている。

ピアノスタイルはソウルである。「レス・マッキャン・イン・サンフランシスコ」と言うライブ音源のアルバムがある。

1曲目から乗りのいいマッキャンのピアノが響く。聴いているだけで自然と身体が揺れてくるのが分かる。

初心者には4番の「アイ・アム・イン・ラヴ」をぜひ聴いていただきたい。コール・ポーターの手によるものだが、とてもロマンチックで乗りがいい。

コール・ポーターはアメリカの作曲家で数々のミュージカル音楽を手掛けてきた、いわばアメリカンスタンダードの代表格だ。

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名曲はたくさんありすぎて、ここには羅列できないほどだが、「ナイト&ディ」なら一般的に有名ではないだろうか。フランク・シナトラが唄いヒットした曲である。

そのコール・ポーターのペンによる「アイ・アム・イン・ラヴ」を演奏しているミュージシャンは少なく、このアルバムの「アイ・アム・イン・ラヴ」は貴重である。

入手は困難かもしれないが、ソウル好きにはたまらないアルバムであることには間違いない。

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