レス・マッキャンと言うピアノ弾きがいる。ウェスト・コースト・ジャズの流行からだいぶ後(のち)になるが、名門レーベル、パシフィックの社長も勤めたこともあり、パシフィックレーベルからたくさんのアルバムが発売されている。
ピアノスタイルはソウルである。「レス・マッキャン・イン・サンフランシスコ」と言うライブ音源のアルバムがある。
1曲目から乗りのいいマッキャンのピアノが響く。聴いているだけで自然と身体が揺れてくるのが分かる。
初心者には4番の「アイ・アム・イン・ラヴ」をぜひ聴いていただきたい。コール・ポーターの手によるものだが、とてもロマンチックで乗りがいい。
コール・ポーターはアメリカの作曲家で数々のミュージカル音楽を手掛けてきた、いわばアメリカンスタンダードの代表格だ。
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名曲はたくさんありすぎて、ここには羅列できないほどだが、「ナイト&ディ」なら一般的に有名ではないだろうか。フランク・シナトラが唄いヒットした曲である。
そのコール・ポーターのペンによる「アイ・アム・イン・ラヴ」を演奏しているミュージシャンは少なく、このアルバムの「アイ・アム・イン・ラヴ」は貴重である。
入手は困難かもしれないが、ソウル好きにはたまらないアルバムであることには間違いない。
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