1990年代に入ると第2次ハード・バップ時代が到来する。
それは1980年代のキース・ジャレットによるスタンダードを見直そうと言う発言からも分かるように1970年代のジャズの状況は散々であった。
リスナーも本当の所を言うと1950~60年代初頭がモダン・ジャズのもっとも質の高い音楽性を持っていた時期だと気づいていたはずである。
現にCDショップに行くと50年代のアルバムのなんと多いことか。それらが売れ筋で、リスナーの答えなのである。
キースのスタンダーズは見事に成功を収める。それを引きづいた若手ミュージシャン達が、1990年代をおおいに盛り上げてくれた。 続きを読む ジョシュア・レッドマン1993年