ジャズ初心者にはピアノ・トリオ09

まだまだピアノ・トリオの話しは続くが、初心者には、ピアノ・トリオが当たり障りなく聴きやすいことは確かなのだ。

それも名盤と、かけ離れた所にある、アルバムも多少あるが、名盤は後回しにしても別に支障はないだろう。

オスカー・ピーターソンのB級盤「プレイズ・ザ・コール・ポーター・ソング・ブック」と言うアルバムがある。

題名の通りコール・ポーター集である。コール・ポーターについては先に述べたので、ここでは多くは触れないが、アメリカを代表する作曲家である。

ピーターソンはこのアルバムでほとんどアドリブを弾かない。別にアドリブにこだわる必要もなかったのだろう。

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アドリブにこだわるリスナーも多いが、アドリブがなくてもジャズ的要素の演奏をしていれば、それは立派なジャズである。

「プレイズ・ザ・コール・ポーター・ソング・ブック」は一言で言うと洒落たアルバムである。
ピーターソンの選曲のセンスが光るが、ジャケットが洒落ているから余計にそう思うのかもしれない。

初心者はジャズと言う世間からすると、中々聴かないジャンルを聴いているのだから、見栄を張ってうんちくを語ってもいいのではないだろうか。

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